オープンシステム
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■オープンシステムとは、建設価格の透明性を高めるたの手法です。
■オープンネットは、株式会社オープンネットが運営する、設計事務所のネットワークです。
■当社は、オープンネットの会員です。
■詳しくはぜひ、山中省吾「価格の見える家づくり」コスモ・リバティ社をお読みください。


オープンシステム
のこと

オープンシステムとは、分離発注で建築物を建てるための1つのしくみで、C.M.(コンストラクション・マネージメント)の1つの方法です。


一式請負工事

例えば、住宅を建てたいと考えると、従来は、ハウスメーカーや建設会社(工務店やゼネコンも含めて)に提案を依頼し、気に入ったところで見積等の段階を経て、一式発注を行なうケースが一般的です。
請負契約が済むと請負者は契約金額の範囲内で実際の工事にかかる材料と人件費の他に、営業や設計、広告の経費、工事の途中で起こる不慮の出費や保険、引渡し後の半年、1年後・・・といった定期点検の費用まで、また時にはモデルルームの維持費や図面を無料で描いたが断られた他の客の図面制作費まですべて込みこみの金額になります。
お金のやりくりが行なわれても、その内容については、見積書が根拠となっているだけで、実際にどの程度、流通や下請などの段階での経費が価格に上乗せされ、どんな内訳になっているのかを施主は理解することはできません。まさに、工事代金一式をもって建設事業を依頼するのです。
これは時として、安定した品質を工事会社が保障するために、研究開発をしたり、慣れた職人さんを一定数確保したり、といったあらゆる信頼関係やリスクも引き受けている、いう意味で、すぐれたシステムであるともいえます。


分離発注工事
(オープンシステムによるもの)

これに対して、建築主が自ら工事を行なうというのが、分離発注の考え方です。いわば、施工者は建築主であるわけです。
とはいっても建築主は、建設のノウハウや専門知識を十分にもっているわけではありません。そこで、建築士が建築主の代理人となって、工事の企画から設計、監理を行なう、住宅などの場合には、建築士が建築主とともに事業を行なうところが分離発注のもっとも重要なポイントです。
これまでの建設にはツリー構造、すなわち、元請-下請-孫請というように、実際に現場で働いている職人が、元請会社の人であることは少ないという、こうした請負の構造が見られたわけです。また、商品の流通についても、販売店(商社)-問屋2-問屋1-メーカーというように、実際の商品をつくっているところと販売する会社の経路が網目のように複雑なとりきめがあることも少なくありません。これらの途中の過程を省く、いわゆる中抜きをすることによって、コストダウンを行なうという考え方が1つの特徴です。
分離発注工事では、まず、建築主と建築士が設計監理を行なう代理人としての契約を行ない、また工種ごとに、建築主と請負者が直接契約をするケースが一般的です。実際に工事をする職人さんと直接顔を合わせ、金額や工事の内容を確認しあって契約したり、材料を自分で探して歩いたりといったことによって、人任せにせずに自分で工事を行っている実感が得られるメリットもあります。
しかし、一式請負では込み込みだった、企画、設計、監理の費用や、保険、掃除代や竣工後の定期点検の仕切りなどは、別に試算して計上しておかなければなりません。例えば、工事中に建物の一部に誰かがキズをつけてしまった場合(誰がやったかわからないときなど)は、自ら補修せざるをえないわけです。すべて透明であるために、極端にいえばかかった費用は消しゴム1個まで明らかにすることになります。 工事という大事業を自分で行なった実感がえられることに加えて、総額でもコストダウンできることが多いのも事実です。様々な意味で自分の家は自分把握して自分の責任でつくる、いわば、情報がすべて開示されるガラス張りの工事が行なえるメリットが大きいといえます。

ネットワーク

オープンシステムは株式会社オープンネットが運営しています。
設計事務所のネットワークをもっており、分離発注工事の各段階で起こりうる問題を回避できるよう意見交換の場をつくったり、保険会社と提携して補償共済を実現したり、各種の契約書や引渡し書類などの雛型を作成したり、また、建築主がメーカーから直接商品を購入できるよう、交渉したり、あるいは、各業種の専門工事業者の中でも信頼できる会社を業者バンクとしてストックしたり、小さな設計事務所でもうまく利用すれば様々な連携によって大規模組織なみの設計・営業能力や技術力をもちうるネットワークが日々に発展しています。
現在、200社以上の設計事務所が登録しており、それぞれ、特に得意な分野や特殊な業務の実績があったりするため、様々な問題を解決できる能力をネットワークによって実現できるしくみになっています。 当社は、オープンネット参加事務所の株式会社アセスさんと、2年ほど前から分離発注による住宅の設計監理業務を共同で行なった経緯を経て、オープンシステムに参加するに至りました。入会してからの実績はまだありませんが、この貴重なネットワークとともに、分離発注による「価格のみえる良質な家づくり」をすすめていこうと考えています。